「生活道路」における交通事故の死者と重傷者について、小学生と高齢者が全体の4割以上だったことが警察庁のまとめでわかりました。このうち、小学生は「歩行中」の割合が高く、半数が「飛び出し」が原因だったということです。

「生活道路」は主に住宅街や大通りの裏にあるような道幅が5.5メートル未満で中央線や中央分離帯などのない道路で、今月1日から車などの法定速度の上限が60キロから30キロに引き下げられています。

警察庁によりますと、去年までの5年間に「生活道路」における交通事故で死亡したり重傷を負ったりした人の数は、3万4262人だったということです。そのうち、小学生と65歳以上の高齢者はあわせて1万4945人で、全体の43.6%でした。

また、「歩行中」に事故に遭ったのは、▼小学生は48.5%、▼65歳以上の高齢者は32.4%で、▼小学生と高齢者以外の14.3%と比べて高い割合となっています。

生活道路で「歩行中」の小学生が死亡または重傷を負った事故のうち、最も多い原因は「飛び出し」で46.4%。生活道路以外の24.3%のおよそ2倍でした。

今月21日に秋の全国交通安全運動が始まるのを前に、警察庁は「生活道路は人が優先という意識を持ってほしい」と呼びかけています。