平和学習をめぐってはことし「政治的中立性」を問われる出来事がありました。

沖縄・辺野古沖での平和学習中の転覆事故ー。文部科学省は5月、この教育内容が「政治的中立性を定めた教育基本法に反する」との見解を示しました。

修学旅行生を案内するヒロシマ平和ガイドクラブB.P.B. 座間味正彦 代表
「一瞬にして街がなくなるんですよ」

翌月には、広島でもガイド団体に対して、政治的思想が偏ったガイドはいないか、県外の3つの学校から、不安の声が寄せられていたといいます。

ヒロシマ平和ガイドクラブB.P.B.座間味正彦 代表
「ガイドの中にそういう政治的な含みを持ったガイドはいらっしゃいますかというのがズバリの質問です。僕たちは信念をもって純粋に広島が伝えていかなければならない平和を、我々が学んだことを素直に教えている」

被爆という歴史的事実を学び、核兵器のない世界を目指す広島の平和学習。平和文化センターはこれまで通り、「教育の中立性」を保っていくと説明しました。

広島平和文化センター 谷 史郎 副理事長
「被爆体験という体験、事実に基づいた発信をしておりますので、当然そういう意味では何か主義主張があるものではありません」

東京の中学校校長
「文科省の見解は直接的には平和学習に影響してないと思ってます、心理的には沖縄と広島が一緒に考えられてしまう危険性はあると思うので、丁寧に説明していくことはこれからも子供にも保護者にも必要だと思う」
神奈川の中学校教員
「私は社会科の教員なので関心はある。どういうふうに政治的中立を保って学習していけばいいのか、どうしたらいいのかと思う部分はあった」