アメリカのトランプ政権から制裁対象に指定されたICC=国際刑事裁判所の赤根智子所長が、オンラインの講演で「信念は揺らがない。今まで通りの業務を続ける」と改めて強調しました。

ICC・赤根智子所長
「私たちはどんなことがあっても、信念は揺らぎません。今まで通りにICCの業務である捜査、訴追、そして裁判業務を続けてまいります」

ICCの赤根智子所長が、きょう(6日)、公共訴訟を支援する認定NPO法人CALL4が主催した都内のイベントにオンラインで登壇しました。

赤根氏は、アメリカによる制裁などについて、「裁判官、裁判所の独立、中立性を脅かす行為だ」と改めて危機感を示しました。

また、法の支配を守り抜く上で、多くの国々と協力し重大犯罪を訴追する体制こそ将来の犯罪を防ぐことに繋がるとし、「日本はそうした世界の試みに今こそ積極的に加わるべきだ」と訴えました。

ICC 赤根智子所長
「大きな国の大きな圧力の前に、ひとりの人間、あるいはひとつの国際機関は無力のように見えるかもしれません。しかし決してそうではないと思います」

さらに赤根氏は、制裁の即時撤回を求める署名が14万筆以上集まっていることに触れ感謝を述べるとともに、「沈黙することは、大きな圧力や力による支配を是認することと同義になる。そうなってはならない。私は諦めない」などと強い決意を表明。さらなる支援の継続を呼びかけました。