しっかり疲れを取るためには、「7つの休養」を組み合わせるのが効果的という専門家も。寝るだけではない、“積極的に取りに行く”休養とは?
日本人の約8割が「疲れている」
『日本リカバリー協会』が5月、全国の20~79歳の男女10万人を調査したところ、▼疲れている人(高頻度):39.9%▼疲れている人(低頻度):37.5%▼元気な人:22.6%という結果に。(※「日本の疲労状況2026」より)

街で聞いてみても…
▼50代女性・会社員:「常に疲れている状態。寝たのか寝ていないのかよく分からない状態」
▼40代男性・会社員:「気づいたらリビングで寝てしまって疲れが抜けない日々が続いている」
▼20代女性・会社員:「休みでも完全に休めなくて、仕事のことを考えちゃう」
都内の書店には、“休養”に関連する書籍が50冊以上も並びます。

『ジュンク堂書店 池袋本店』実用書担当・山本寿子さん:
「売上はこの5年間で1.5〜2倍に増えている。“正しい休み方の本”を探しに来ている」
「寝る」だけじゃない…休養には「7つのタイプ」
「現代人の疲れ方は“変わってきている”」と指摘するのは、休養に関する本を10冊以上執筆している医学博士・片野秀樹さんです。

片野さん:
「今はイスに座ってパソコンや携帯電話に向き合って仕事をしている。身体は疲れていないけど、頭が疲れている。それに対して“休み方を変えていない”」
では、一体どのようにして休むのが良いのでしょうか?

片野さん:
「寝るのもとても大切な休み方の1つだが、“軽微に身体を動かす”。疲れた時に、沢山食べてしまおう…ではなく、胃腸・身体の内部を休ませるために“食事を抑える”。これも小さな休み」
片野さんによると、休養は「寝る」「食事の管理」を含め、7つに分類できるといいます。

<休養7タイプ>
▼【休息】ー 睡眠・休憩など
▼【栄養】ー 食事量の管理など
▼【運動】ー 散歩・軽い運動など
▼【造形・創造】ー DIY・絵を描くなど
▼【転換】ー 旅行・掃除など
▼【娯楽】ー 芸術鑑賞・推し活など
▼【親交】ー 親しい人や自然に触れる
この中から、“自分がリラックスできるものを組み合わせる”ことで、疲労回復効果が高まるとのこと。
例えば、仕事の休憩時間を社内ではなく「公園に行って、ほっと一息スープを飲む」ことで、▼公園まで歩く⇒【運動】▼ベンチに座る⇒【休息】▼公園の自然⇒【親交】と、3つの休養が取れます。

旅行好きな人は、旅行先で動物と触れあったり、陶芸など何か物作りの要素を入れることで複数の休養を取り入れることができるのです。
▼旅行⇒【転換】▼動物とのふれあい⇒【親交】▼陶芸⇒【造形・創造】

片野さん:
「これができるようになると、『どんどん休養を取りに行く』意識に変わってくる。ただの休養ではもう追いつかない時代。自分自身の休養を積極的に取りにいく」

余った時間を休みに充てるのではなく“積極的に休養を取りに行き”、休むことを自覚することが大切だといいます。













