首里城正殿の内部に掲げられる扁額が完成し、那覇市で特別展示会が開かれています。

沖縄県立博物館・美術館で一般公開されているのは、首里城正殿の国王の玉座の上に掲げられる扁額、「中山世土(ちゅうざんせいど)」です。

県が2023年12月から本格的な製作に着手し、9月、完成しました。最新の研究を反映し、地板が朱色から黄色に変更されたほか、額縁には龍の透かし彫りなど繊細な彫刻が施されています。

来場者:
「思っていた以上に大きかったですし、以前の首里城で見たときと全く印象が違って、凄く鮮やかで美しかったです」

製作を担当した職人たちも会場を訪れ、完成の喜びを語りました。

漆芸工房・諸見由則さん:
「沖縄では(扁額の)彫り物って初めてだと思う。この部分も特に見てほしいですね、それと色。色味とかね。出来はとってもいいと思います」

漆芸工房・天久碧さん:
「出来上がって一歩引いて見たときはやっぱり圧倒される。自分が携われてよかったなと」

漆芸工房・崎間清野さん:
「彫刻の彫りもすごく細かくて、繊細なものになっている。金箔を貼って、より深みも出たというか、重厚感を見ていただけたら」

扁額は、正殿完成に合わせて設置される予定で、実物を間近で見ることができるのは今回が唯一の機会です。特別展示会は、9月30日まで開かれています。