今シーズン最強の寒波襲来で、県内は大雪に警戒が必要です。
また10年に一度程度の低温が予想されるとして、気象台は注意を呼びかけています。

雪による交通への影響も心配されます。

先月、水俣市では、路面凍結により約50台の車が立往生する事態に。15センチほどの積雪となったこの日の朝は、現場周辺の道路でチェーン規制が行われていました。
外出をする際には、道路情報の確認が必要です。そしてきょう午後、時折、雪が舞う中、熊本市の車用品店には、チェーンを求める客が続々と駆け込んでいました。
買い物客「明日に備えて、仕事に行かないといけないんで」
買い物客「雪が降ってるのを見てヤバイヤバイってなって急いで買いに来ました もう在庫が少ないみたいで」
イエローハット 熊本本山店 米村 睦秋さん「この2日間、天気予報を通じてタイヤチェーンの問い合わせが増えております」

この店では、昨年度の同じ時期と比べて、チェーンの売り上げが3倍近く伸びているといいます。
米村さん「今回の寒波は10年に一度と言われているところなので、お客様としても敏感に察知して問い合わせる方も多い」
また、フロントガラスの氷を解かすためのグッズも売れているということです。
そして最も身近な問題なのが、水道管の対策。家にあるもので対策できるといいます。蛇口にタオルを巻いて、ビニール袋で縛り、最後に段ボールをかぶせます。

熊本市上下水道局 二宮 大河さん「こういった形で保温してもらうと、凍結防止につながります」
それでも水道管が凍ってしまった時は・・・いまからでもまだ間に合う対策があります。
二宮 さん「水道管にタオルをかぶせて、その上からぬるま湯をかけていただくと中の氷が解けて水が出るようになります」

寒波の影響を最小限にとどめようと、交通機関も対策を取っています。
熊本市電では凍結から車両を守るため今夜から明日にかけてヒーターを常時稼働させます。
これは一部の市電のドアの開け閉めに空気圧が用いられているため、寒さで水蒸気が凍って影響が出ないようにするためだということです。現時点では明日は通常運行の予定です。
また、九州産交バスによりますと、あすは阿蘇市と高森町の一部路線を除き、路線バス・高速バスともに通常運行の予定ですが平地でも積雪が10センチを超える場合は運転を見合わせる恐れがあるということです。

このほかの交通機関です。
JRです。現時点で影響はありませんが今後、風が強まれば徐行などの対応を取るため列車に遅れが生じる可能性があります。
空の便はこのあと、熊本と名古屋を結ぶ全日空1便と、熊本と名古屋や静岡を結ぶフジドリームエアラインズ2便のあわせて3便が欠航となっています。













