メリット① “節薬”で薬代を節約

全国に950店舗以上を展開する「クオール薬局」の伊藤隼人薬局長に聞くと、メリットの一つとして「患者の負担部分を下げられる」と話します。

その一つが、患者が飲み残す薬、いわゆる「残薬」の調整です。
日本全体での残薬は年間でおよそ500億円にのぼるとも言われています。かかりつけ薬局であれば、患者がどの薬をどれくらい持っているかを把握しやすいため、医師と連携して処方量を調整し、ムダな薬代を減らすことができます。

さらに、効果は変わらず値段は安いジェネリック医薬品への切り替え提案も節約につながります。例えば、皮膚の保湿剤「ヒルドイド」の場合、先発品が531円(3割負担、100gの場合)なのに対し、同じ有効成分のジェネリックなら189円。342円も安くなります。

メリット② 会話で気づく“病気の芽”

かかりつけ薬局のもう一つの大きなメリットは、病気の早期発見や重症化の予防につながることです。

クオール薬局・伊藤氏「かかりつけになることにより、患者さんの異変にいち早く気付くことができるのかなと」「いつもと調子が違う、話しているトーンが低いなど、確認が取れるので、会話をすごく大切にしている」

そのカギとなるのが、患者との“会話”です。
薬剤師にとって、何気ない会話は患者の体調を見抜くための大切な健康バロメーターなのです。

患者からは、「いろいろな薬を飲んでいるので、全部わかってくれているのが安心。先生には言いにくい『この薬は飲みたくない』といったことも相談しやすい」といった声も聞かれました。