可愛いだけで済ませないために…問われる動物福祉への理解

努力を続ける現場がある一方、野生動物の保全などに取り組む「WWFジャパン」が去年、都内近郊25施設で行った調査では、適切なふれ合い方やけがのリスクなどを事前に説明していたのは12施設にとどまるなどの結果に。

さらに、4つの施設では病原性大腸菌の一種が検出され、リスクに対する認識の低さも露呈しました。

かわうそとふくろうのおうち 野崎園長
「営利が先に行き過ぎたことで、動物が二の次じゃないですけれど、そういうようなやり方は良くないかなとはもちろん思います」

人間と動物が共存できる環境整備のため、まず環境省はふれあいを中心に行う店舗の数や扱う動物の種類、衛生管理や利用客の状況などのデータを収集。

その結果を踏まえて来年度、現地調査を行うかを検討していくということです。

「WWFジャパン」と共同で調査を行った専門家は…

北海道大学大学院 市川世織 特任助教
「ある種の動物は小さいケージに押し込められていたり、あるいは止まり木にそのまま拘束されている。(動物が)人間との接触を避けるっていう行動の自由が失われている。そこが一番の問題かなと思っています」
「そういう展示を良しとしてしまっている施設者、施設の管理者であったり、我々消費者の動物に対する、動物福祉に対するリテラシーの向上がこれから重要になってくると思います」