9月1日は、多くの学校で新学期が始まる日。「学校に行きたくないなぁ」と思っている人もいるかもしれません。夏休み明けは、子どもが悩みをかかえやすい時期と言われています。周りの大人ができることとは?

■新学期が憂鬱”という皆さんへ 居場所を探して

夏休み最後の日曜日。東京・町田市の公園には間もなく新学期を迎える、子どもたちの姿がありました。楽しかった夏休みはあっという間です。

小学4年生
「海に行ったりしたから、とても楽しかった」

小学3年生
「旅行で、いとこたちの家に行ったのが一番楽しかった。学校は正直嫌だけど、みんなに会うのは楽しみかな」

水遊びをしたり、ものづくりをしたり、火おこしをしたり。自然の中で自由に遊ぶことのできるこちらの公園にはある特徴があります。

プレーリーダー 岡本恵子さん
「両手でのこぎり持ってごらん。それでこう引く」

子どもの遊びを支える専門のスタッフが見守ります。

スタッフは、子どもの心を傷つけない接し方についての研修も受けていて、子どもたちは悩みを相談することもできます。

プレーリーダー 岡本恵子さん
「普段から一緒に遊び、他愛ないおしゃべりとかをしていく中で、関係性を作っているからこそ、何かあった時には話ができる。そういう関係性を普段から作っていくことが大事」

■学校に行きたくない…別の居場所を見つけるきっかけづくりも

夏休みが終わりに近づく今の時期。新学期が始まる不安などから、悩みを抱える子どもたちも少なくありません。

「あす学校に行きたくない」

そんな時、学校でも家でもない、“別の居場所”が見つかるきっかけになるかもしれないのが、「#学校ムリでもここあるよ」キャンペーンです。

全国各地の公園や図書館など50か所以上の居場所のほか、近くにない場合の相談窓口も紹介されています。

キャンペーンを主催 中村尊さん
「余計なことを聞き出すこともなく、相談をしなくてもいられる場所。『学校と家以外の社会があるんだよ、世界があるんだよ、様々な道を選ぶことができるんだよ』ということを、一緒に過ごしていく中で子どもと一緒に見つけていきたい」

■親や大人へのサイン 今夜会話をしませんか

井上貴博キャスター:
もし、子どもが勇気を振り絞って「休みたい」と言ってきたら…。それは親や大人を信頼し、勇気を振り絞った言葉です。理由を聞きたくなるかもしれませんが、まずは寄り添ってあげてください。

フリースクール全国ネットワークの中村尊さんは、「まずは信頼に応え休ませてあげる。理由を聞くのは落ち着いてからで良い」と話しています。

出水麻衣キャスター:
そこでまた一歩追い詰めてしまうと、せっかく振り絞った勇気も折れてしまうことがあります。ぐっと大人が我慢する時間も大事ですね。

井上キャスター:
基本的に学校に行くというのは手段であり、目的ではありません。目的になってしまうと、子どもを追い詰めてしまうこともあります。

フリースクール全国ネットワークの中村尊さんによると、「休みたい」と口にできない子には、“あるサイン”があるといいます。

【「休みたい」言葉にしなくても】
・食欲がない
・眠れていなさそう
・言葉数が減る
・部屋にこもり気味

さらに、SNSや携帯電話を頻繁に気にしているといったことがあれば、親の方から「学校休む?」と提案するのも一つの選択肢だということです。

出水キャスター:
中村さんは声かけについて、大人側が不安から出ている言葉なのか、愛情から出ている言葉なのかをきちんと冷静に、まず飲み込んで考えてからしてほしいということです。