ネパールで26日、中国との国境近くで大規模な土石流が発生し、地元当局によると、少なくとも165人が死亡。826人が行方不明となっていて、そのうち579人が外国人観光客だということです。

被害前後の衛星写真を比較すると、川から土砂が広範囲にあふれていることが確認できます。

「9台ものトラックが流されているのを見たよ。人が乗っていたのもあった。18年、ここで教師をしているけど、こんなに胸が痛む出来事は初めてだ」

一方、中国側でも被害が出ています。国営の中央テレビは、ネパールと国境を接するチベット自治区シガツェ市で、土石流により3人が死亡、558人が行方不明と報じています。

現地ガイドは取材に対し、国境検問所には当時、巡礼のために国境を越えようと多くの人が集まっていたと話していて、検問所が開くのを待っているところに土石流がおそってきたということです。

こうした中、木原官房長官は…

木原稔 官房長官
「ネパール側において、ツアーに参加していたとみられる邦人5名と連絡が取れておりません。なお、中国側においては邦人被害は確認されておりません」

そのうえで、ネパール当局に捜索・救助を依頼するとともに、外務省がERT=海外緊急展開チームの派遣準備を進めているとしています。

今回の大規模土石流。ネパールメディアは、国境地帯で起きた地震の影響で山の氷河や土砂が崩れ、川がせき止められたあとに決壊して、急激な増水や氾濫につながった可能性があると報じています。