気象庁は、石川県と富山県のあわせて5つの市と町に「大雨特別警報」を発表しました。

これについて、気象庁と国土交通省は午前7時20分から合同会見を行い、「命の危険が迫っている」として最大級の警戒を呼びかけています。

国土交通省水管理・国土保全局 島本和仁河川環境課長「レベル5大雨特別警報が発表されている地域では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。むやみに移動せず、今いる場所より安全な場所へ移動して身の安全を確保してください」

大雨特別警報が発表されているのは、▼石川県の羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町、▼富山県の氷見市のあわせて5つの市と町です。

午前7時までの12時間雨量が、▽石川県の羽咋市で304ミリ、▽宝達志水町で205.5ミリ、▽富山県の氷見市で299.5ミリを観測し、いずれも観測史上最大となっています。

そのうえで、気象庁は会見で「今後、他の市町村にもレベル5特別警報を発表する可能性がある。特別警報が発表されてから避難するのでは、手遅れになる。自分や大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、身の安全を確保してほしい」としています。

また、国土交通省は「浸水した場所では車の移動が大変危険だ。立ち往生し、水没する恐れがある」として、冠水した場所へは絶対に近づかないよう呼びかけています。

気象庁は、今回の大雨の原因について、▽日本の東から日本海にかけて停滞している前線に暖かく湿った空気が流れ込んだことや、▽上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっていることを挙げています。

そのうえで、あす午前6時までの24時間にも、石川県と富山県では多いところで200ミリの雨が予想され、「あす朝まで大雨が続く」として最大級の警戒を呼び掛けています。