違反歴なくても“一発免停”になるおそれ

取り締まりの対象になるケースも増えそうだ。生活道路を時速60キロで走行することは、現時点では適法だが、9月1日以降は30キロオーバーの速度超過となる。30キロオーバーは、違反点数が6点。過去の違反歴など前歴がなくても、一発で免許停止処分になってしまう。

しかも「一発免停」だけではない。刑事処分の対象になり、10万円以下の罰金を科せられるため、注意が必要なのだ。

9月から対象となるような都会の抜け道で、人が行き交う道路や人通りの多い住宅街の道路を見ていると、これまで60キロで走行できたことに危険性を覚えると同時に、歩行者・生活者を守る点で評価したい。

一方で、センターラインや中央分離帯がないなど道路の構造によって、一律で制限することの弊害もあるだろう。物流も含めた経済活動にも影響を与える。

生活道路とは、まさに人の暮らしに関わる日常道路。今後も暮らしている人たちの声にも柔軟に対応してほしい。多様な人々の暮らしは、一律ではくくれないはずだ。

【CBCテレビ論説室長 大石邦彦】