世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭の最高賞を争う部門に日本の新海誠監督の最新アニメ「すずめの戸締まり」がノミネートされました。

ベルリン国際映画祭の事務局は23日、最高賞の金熊賞を争うコンペティション部門に新海誠監督の最新アニメ「すずめの戸締まり」を選出したと発表しました。日本のアニメでコンペティション部門に選ばれたのは、2002年に金熊賞を受賞した宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来です。

「すずめの戸締まり」は、廃墟を舞台に17歳の少女の鈴芽(すずめ)が災いをもたらす“扉”を閉め、全国を旅する物語です。物語の題材は東日本大震災で、新海監督は映画の公式サイトで「私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています」などとコメントしています。

ベルリン国際映画祭は来月16日から26日までの開催で、25日に受賞作品が発表されます。