南国フルーツは、今や千葉県産や埼玉県産など、国産が当たり前になっているようです。
驚きの絶品「皮料理」までご紹介します。

■南米原産のフルーツが静岡県産 南国フルーツを国産化

最近いたるところで見かけるようになった南国フルーツ。

都内のスーパー「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」では、色鮮やかなドラゴンフルーツやレッドパパイヤ、ココナッツなど、約15種類の南国フルーツが売られています。

お客さん
「ちょっと前までは見かけなかったようなものがすごく増えてきている」

埼玉・松伏町の「松伏ふれあい直売所」でも、ドラゴンフルーツが並んでいました。

さらに、千葉県の「道の駅 グリーンファーム館山」では、パッションフルーツが売られています。

でも、なぜ今こんなに増えているのでしょうか。

その理由は、国産化です。

実の付き方が不思議な南米原産の「ジャボチカバ」。甘酸っぱさが魅力のレアフルーツですが、実は静岡県産です。

熟し方次第で野菜としても、フルーツとしても楽しめる中南米原産の「パパイヤ」が育っているのが群馬県です。

さらに千葉県では、プリっとした弾力が特徴の「ライチ」も。

本州で、一体どうやって育てているのでしょうか。

■熱帯のフルーツ なぜ千葉で安定して栽培?

千葉・館山市に、今まさに旬を迎える南米原産のパッションフルーツがありました。

半分に割ると出てきたのは、黄色い果肉と黒い種。
トロピカルで芳醇な香りが漂います。

RYO'SFARM 梁寛樹さん
「中国では『100の香りのする果物』と書いて『百香果』と呼んでいる」

この農園では、今年は約2万個ものパッションフルーツの収穫を予定しています。

おすすめの食べ方は…

RYO'SFARM 梁寛樹さん
「生でそのままお召し上がりいただきたい。包丁で半分にスパっと切れるので、あとは種ごとスプーンですくって、濃厚な甘さと後味が酸味でさっぱりしている」

本来は熱帯のフルーツ。なぜ今、千葉で安定して栽培できるのでしょうか。

RYO'SFARM 梁寛樹さん
「館山は温暖な気候なので、パッションフルーツがかなり育てやすい環境なのでは」

実は、近年の温暖化で本州の冬の寒さが和らぎ、栽培に適したエリアが北上。

ミカン農園が将来、東北へ移動すると予測されるほど、日本の環境が変化しています。

■連日猛暑の埼玉で 栄養満点「ドラゴンフルーツ」が

連日猛暑日を記録している埼玉・松伏町でも、南国フルーツが採れるようになっています。

サボテンのトゲトゲの葉の先になっていたのは「ドラゴンフルーツ」。

ドラゴンフルーツを栽培する 大熊孝好さん
「今年は去年より約1か月くらい花芽がつくのが早かった。今結構(実が)ついているということは、この気温に合っているんじゃないかと思います」

埼玉の日差しをたっぷり浴びたドラゴンフルーツの味は…

記者
「つぶつぶとした種の食感と、さっぱりした甘味が口いっぱいに広がります」

実は糖度15度と、スイカやマンゴー並みの甘さです。

さらに、「スーパーフード」と呼ばれるほど栄養価が豊富だといいます。

お客さん
「ヨーグルトと一緒にっていうのも、味が柔らかくなって美味しいです。口に入れると溶けちゃうくらい柔らかくて」

■「なんにでも合う」 ドラゴンフルーツの皮は料理にも

スイーツやサラダの具材としても使えるドラゴンフルーツですが、皮は料理にも使えるそうです。

ドラゴンフルーツを育てて9年のプロ・富岡マルイ農園の伊早坂さんに「皮料理」を教えてもらいました。

まず作るのは「味噌汁」です。

皮を剥いていきます。一番外側の皮はかたくて食感が悪くなるため、ピーラーで剥きます。

皮を食べやすい大きさに切ります。そして…

南波雅俊キャスター
「一気にお湯がピンク色になってきました」

具材を煮込んだら味噌を溶かして完成です。

山本キャスターに試食してもらいました。

山本匠晃キャスター
「若干味噌汁の甘味がしているからか、よく煮込んだ玉ねぎの食感があります。美味しいです」

さらに、トロトロ食感になる「皮」は、中華料理にも相性がいいといいます。

麻婆茄子の素と一緒に炒めるだけで完成です。

南波キャスター
「うまい。見た目は派手なんですが、トロっとしていて主張しすぎない味。和食にも中華にも、なんにでも合う。実を食べた後に皮も余すところなく使えるドラゴンフルーツ、最高です」

みなさんも夏のお供にいかがでしょうか。