アメリカのトランプ政権から制裁対象に指定されたICC=国際刑事裁判所の赤根智子所長が会見し、「ICCは決して負けない」と訴えました。
ICC 赤根智子 所長
「ICCは決して負けません。正義は常にこれと対極にあるものに優越する。いや、優越しなければならない。これは英語で言いますと、Justice will and should prevailとなりますけれども、その信念を貫きます」
ICCの赤根智子所長は26日、オンラインの記者会見でアメリカのトランプ政権により制裁が科されたことについて反論しました。
ICC 赤根智子 所長
「私には制裁を受けるような理由はまったくないと断言できます」
戦争犯罪などを追及するICCに対し、トランプ政権は、イスラエルのネタニヤフ首相への逮捕状の発付やアメリカ軍兵士らに対する捜査に反発し、圧力を強めています。
赤根氏は、「ICCは中立公正に裁判業務に従事してきただけだ」と強調。自身への制裁による不利益については、「できる限り抵抗する」と述べました。さらに、今回の事態に対して強い危機感をあらわにしています。
ICC 赤根智子 所長
「ICCに対する制裁は、単にICCのみの問題ではなく、まさに法の支配の危機として捉えていただきたいと思います」
また、赤根氏は日本政府がICCを守る姿勢を示したことに感謝を述べる一方、「ICCと世界における『法の支配』を守り抜くため、最大限の努力をしてほしい」と求めました。
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