小さな女の子が日常から消えた…

今、こちらのステージのスクリーンに、5、6枚のパワーポイントのスライドをご用意しているんですけれども、この資料を先にご紹介しながらお話に移れればと思っています。

今日私がお話しする、人権問題である拉致問題という本当に深刻な理不尽な問題とは全く真逆の頃の、本当に皆様方のご家庭にもそれぞれあった、普通の、一般的な、幸せな、こうした日常があったわけです。

この日常から全く真逆の、全ての自由を奪われた、混沌とした理不尽な世界で私たちはいま活動し、そして戦いを続けているといった内容です。

この写真はそれぞれが山口県の萩であったり、広島県の呉…。
この当時私たちは、横田家は広島市内に住んでいたわけなんですけれども、ちょうど新潟に引っ越しする1年ぐらい前の写真です。

ここにめぐみと3人兄弟ですから、ちょうど拉致される1年前、小学生の頃のめぐみです。

おそらくこのくらいの、1年ぐらい違いですから、本当このくらいの小さな女の子が拉致されたということを、改めてこうした日常の写真からご理解いただければと思っています。

この全ての写真は、父・滋が写真が趣味だったってこともあって、写真に父がいないのはそういうわけなんですが。

こうした日常が皆さま方にあった、つまりこの拉致問題というのは“横田さんの家の特別な事件”ではなくて、どこにでもあった普通の家庭に起きた事件なんだということを、改めてこうした写真からご理解いただけないかなと思っています。