10年に1度レベルの寒波襲来へ。24日から25日にかけて大分県内でも大雪の恐れがあり、気象庁は雪や暴風などへの警戒を呼びかけています。

(気象庁 大気海洋部予報課 気象監視 警報センター・加藤廣所長)「普段雪の少ない、九州北部地方や九州南部でも警報級の可能性が高いと予想されています。今から大雪が降るものとして備えてもらいたい」

県内には24日から25日にかけて今季一番の強い寒気が流れ込む見通しで、北部・西部・中部では警報級の大雪となる可能性が高まっています。これを受けて大分地方気象台はきょう雪や暴風、低温への警戒を呼びかけました。

(大分地方気象台流域治水対策係長・稲葉忠司さん)「大分県では10年に1度程度の気温の低下が見込まれますので、注意してもらえればと思います」

県内に同じような寒波がやってきたのは2016年の1月。当時、平野部でも雪が積もりました。今回の寒波では大分市でも25日と26日の最低気温が氷点下の予想に…

23日午後6時からの24時間降雪量は多いところで、山地で15センチ、平地で8センチ、その後の24時間も積雪が予想されています。

(井口キャスター)「雪の予報を受けて大分市のカー用品店ではチェーンがよく売れています。中には品切れになっているサイズもあります」

(イエローハット南大分店・田邊浩之副店長)「だいぶ在庫も豊富にそろえたんですけど、土日でかなり販売が多く一部商品は欠品しています」

大分市のイエローハット南大分店では、週末に続いて23日も朝から多くの人がタイヤチェーンを買い求めていました。

(お客)「山間部に仕事で行くんですよ、だから念のために」

市内では雪への対応に慣れていない人も多いため、店では購入者にはチェーンの付け方を説明しています。

(お客)「何回か付けたことがあるが、めったに雪は降らないから忘れるので教えてもらって」

県内広い範囲で24日の明け方から雪が降り始める見通しで、気象台では最新の防災気象情報に注意するようよびかけています。