呼ぶのは食品、稼ぐのは薬
なぜ、いちばん儲からない食品が売り場の主役なのか。答えは、食品が「儲ける商品」ではなく「毎日来てもらう理由」だからです。
洗剤は月に1回、薬は具合が悪いときにしか買いません。でも食品は、毎日買います。だから食品を安く並べておけば、お店が生活の動線に入って、ついでに粗利の厚い薬や化粧品が売れていきます。この業界の方程式を短く言えば、「呼ぶのは食品、稼ぐのは薬」です。もちろん食品も赤字で売っているわけではなく、薄い儲けを、回転の速さとそぎ落としたコストで、きちんと利益に変えています。
ドラッグストアがスーパーみたいになっていくのは、迷走ではなく、設計どおりの進化です。いちばん儲からない商品が、いちばんお客さんを連れてきます。この逆説が、9兆円市場の成長を支える仕組みのひとつになっているのです。
<コムギコ:資本主義をハックしろ!!>
毎日ニュースを100本を読むビジネス系VTuberのリサーチャーであるコムギ(comugi)が、日々の経済にまつわるニュースを解説するビデオポッドキャスト。本記事は2026年8月24日配信『売上の6割が食品!? 激戦ドラッグストア9兆円市場』から抜粋してまとめたものです。














