東日本大震災からことしで十三回忌を迎えるのを前に、奈良の唐招提寺や西大寺の僧侶を招いた法要が仙台市内の寺院で営まれました。
仙台市若林区の東禅院で営まれた法要には津波で家族を亡くした檀家や地域の人などおよそ30人が集まりました。奈良の唐招提寺と西大寺から僧侶が招かれ、お経をあげて震災の犠牲者を追悼しました。

参列した人たちは祭壇の前で焼香をあげ、静かに手を合わせていました。

震災で義弟を亡くした人:
「奈良からお坊さんがいらして、(法要を)していただいてものすごく感謝」
法要に参列した人:
「(震災を)忘れるのはありえない。生きている限り小さい子どもにも伝えていかなくては」
唐招提寺・石田太一執事長:
「私たち奈良の僧侶も少しでも(被災者の)心の痛みが軽減できればという思いで来た」

法要の後には、寺の近くにある震災の慰霊碑の前でも読経が行われました。















