見た目も食感も「まるでタコ」。でも、タコを一切使っていない「ほぼタコ」開発。背景にあるのが、タコの高騰です。
プレスした鉄板を開けると、完成したのは江の島名物、顔よりも大きな「丸焼きたこせんべい」です。
「おいしい!」
「めっちゃおいしいです。めっちゃタコ」
一日1000枚は売れるということで。
あさひ本店 高井大樹 社長
「初めはこの辺(江の島沖)のタコを使っていたが、数がすごいので、今はベトナムからイイダコを仕入れている」
タコはいま、世界的な需要の高まりに加え、円安などにより、価格が高騰しています。総務省のデータでは、都内のマダコの小売価格は10年で2倍近くに。そのため、一日に60キロほどタコを使うこちらのお店では、小さくて安いサイズのものも仕入れ、使うタコの数を調整するなど、価格を抑えてきました。
しかし、梱包資材などが30%ほど値上がりし。
あさひ本店 高井大樹 社長
「もうギリギリ。これ以上いくと、価格に転嫁していかなければならない状態。価格だけみると(タコは)高級食材になりつつある」
タコの高騰で外国産の販売をやめたこちらの鮮魚店。ただ、国内産のタコも不漁が続いていることから仕入れ値が年々上がっているそうで。
魚河岸中與商店 武蔵小山店 前里芳樹 店長
「マグロに追いついてきている。下手したらマグロよりも(タコが)高いものになりつつある」
長崎産のタコが100グラム699円に対し、キハダマグロの価格は599円と、タコがマグロより高いのです。
客
「子どもたちが食べるので、買ってあげたいんですけど、ちょっと高いから遠慮しようかな」
こうした状況の中、開発されたのが、タコに代わる“新たなタコ”です。
記者
「あちらなんか、試食やっていますね。すいません、こちら何ですか」
カネテツデリカフーズ 井口静夏さん
「『ほぼタコ』です」
“ほぼカニ”や“ほぼホタテ”といった、ほぼシリーズを手がけてきたカネテツが今年新たに開発した「ほぼタコ」。
カネテツデリカフーズ 井口静夏さん
「近年タコの漁獲量が減り、価格の高騰が続いています。“価格の安定”という意味で『ほぼタコ』を開発」
タコを一切使わず、食物繊維をベースに、練り物を作る際の技術でタコの弾力を再現したといいます。
気になるその味は。
記者
「食感は本当にタコそのもの」
高騰するタコの救世主となるのでしょうか。
注目の記事
「暴力と胸や尻を触るセクハラが日常に」北海道京極町の農業法人で虐待か…避難したミャンマー人女性4人が明かす凄惨な実態 町議務める“父親”ら取材に応じず《連載1》

“メロンのご先祖様”? 謎多き伝統野菜「まくわ」「まっか」を調査 復活目指す生産者も 富山

「もうダメかなと…」熊本地震で1階が全壊した実家 「助けてくれ」絶望のなか聞こえた父の声…地域住民がチェーンソーを手に繰り広げた“2時間の救出劇”

高速道路のサービスエリアのトイレでお尻から大量に出血し、痙攣している男性…「床一面にサラサラとした血が…」居合わせた人たちの行動に反響 高速バスの10分休憩で対応し、時間が過ぎてしまったけれど…「日本は良い国、すごい国」

【独自】粗悪モバイルバッテリーの闇 容量は10分の1… 会社は「もぬけの殻」 徹底追跡で判明

「7秒」で生死分ける戦場 ドローン攻撃を再現…“完全非公開”施設でのAI訓練の実態 日本進出へ開発者の本音









