熊本地震の被災地で支援にあたった日本赤十字社高知県支部のメンバーが、昨夜、報告会を行いました。避難所のトイレ問題など、被災地で目の当たりにした課題点を指摘しています。
日本赤十字社高知県支部は、避難所内の救護所などで診療を行う「救護班」と、日赤の班やチームを統率する「日赤災害医療コーディネートチーム」を熊本に派遣。最大震度7を観測した宇城市と氷川町でそれぞれ4日間活動しました。報告で特に指摘されたのが、避難所に設置されたトイレカーや簡易トイレの問題です。

(第1救護班 太原一彦 班長(医師))
「バリアフリー対応がかなり不十分で、設置数はかなりあって、(宇城市)小川防災拠点ではトイレカー・トイレコンテナだけでも5台ぐらいあったが、ほぼ階段がついていた。足腰が悪い方などは階段を上るのが難しい」

また、トイレカーの階段で高齢者が転倒してケガをしたケースがあったことや、衛生状態が悪いことなども指摘。課題は山積みだといいます。
(第1救護班 太原一彦 班長(医師))
「高齢の方が多くいらっしゃって、トイレなど困っていることが、私たちの想像を超えていたので、できるだけ解決策を考えましたが、そのあたりをすべて解決できなかったことが無念」
また、今回の熊本地震と南海トラフ地震の比較について。
(日赤災害医療コーディネートチーム 原真也 医師)
「南海トラフ(地震)の場合は津波が来る可能性がありますので、今回の熊本地震は比較的早く病院などは復旧したが、長期化する場合があるので、今回はそんなに医療のニーズはなかったが、南海トラフ(地震)における高知県は、医療も福祉も保健も全ての分野で支援が必要」
日本赤十字社高知県支部は現在、被災者の心理的なサポートを行う「こころのケア班」のメンバーを被災地に派遣しています。さらに26日には第2救護班が出発するなど、今後も派遣を続ける予定です。
また、日本赤十字社高知県支部では、先週、千葉県を襲った記録的な豪雨で被災した人たちを支援するため、義援金を受け付けています。義援金は、四国銀行県庁支店、高知銀行本町支店、ゆうちょ銀行・郵便局で受け付けています。

ゆうちょ銀行・郵便局窓口から振り込む場合、手数料は無料となります。受付期間は、11月30日までです。寄せられた義援金は、被災した人たちの生活を支援するため、全額、被災地の義援金配分委員会に届けられることになっています。














