アメリカ・ロサンゼルス郊外で10人が死亡した銃撃事件で、逃走していたアジア系の容疑者の男が自殺したと捜査当局が発表しました。事件が起こった町のメインストリートからの報告です。

こちらはアジア系住民が6割を超える地域で、事件が起きた土曜日は数万人もが訪れる春節を祝うお祭りで賑わっていました。

事件が起きたのは通り沿いの建物内のダンススタジオで、午後10時過ぎ、男が銃を発射し、これまでに10人が死亡、10人が負傷しました。

地元住民
「春節のさなかに事件が起きてとても悲しいし、驚きました」

事件のおよそ30分後、別のダンススタジオにも銃を持った男が現れる事件があり、捜査当局は同じ男による犯行とみて、現場で目撃された白いバンの行方を追っていました。その後、白いバンを発見しましたが、車内で男が銃で自殺したとのことです。

当局によりますと、男はアジア系の72歳で、車内からは2つの事件に関係する複数のものが見つかったということです。

犯行の動機は明らかにされていませんが、事件を受け、ロサンゼルスやサンフランシスコでは春節期間の警備を強化する方針です。