首都圏において、インフルエンザの感染者が増加傾向にあります。
定点医療機関あたり1.00人を超えると流行期とされますが、
東京都は8月3~9日の時点で、墨田区1.14人、世田谷区1.08人、文京区1.29人。
神奈川県は8月10日~16日時点で横浜市1.22人、川崎市1.93人などとなっています。
埼玉県では8月3~9日時点で狭山3.50人、朝霞2.00人で、約半数が子どもということです。

都内のクリニックではー

都内のいとう王子神谷内科外科クリニックにも、毎日のようにインフルエンザの患者が訪れています。

発熱・関節の痛み・鼻水・咳の症状で14日にクリニックを訪れた60代女性は、検査でインフルエンザA型の陽性が確認されました。
熱は37.8℃で食事や水分はとれていることから、薬の処方のみとなりました。

また、前日からひどい頭痛がするという20代の男性は、起き上がることがつらく、トイレに行くときもめまいで立ち上がれない状態だといいます。
熱は39.5℃まで上がり、この方もインフルエンザA型が陽性でした。
朝から食事や水分があまりとれず、脱水症状の疑いもあることから、点滴とインフルエンザの薬が処方されました。

コメンテーター 眞鍋かをり:
私の周りでも、つい最近小学生でインフルとコロナが1人ずつ出たのを聞きました。夏休みなのに流行るんですね。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
大流行に移行するかは分からないですけど、季節外れのインフルエンザの患者さんが多いと感じています。真夏なので僕もびっくりしています。
例年ですと、夏を通して1人あるいは1家族いるかどうかですが、昨今だんだん季節がおかしくなってきて、今年は特に多いです。

恵俊彰:
39.5℃はかなり高熱だと思うんですけど、最初の方は高熱は出ていないようにも見受けられました。

伊藤博道院長:
熱の評価は非常に難しく、熱があまり高くない人もいます。
エアコンをガンガンに効かせていて、熱があっても体表温を測っているのでうまく測れていないというケースもあるかもしれないです。
また、熱が出た時に寒気がするんですが、本当は外は暑いので、そこでエアコンを消したり暖房にしてしまうと熱中症になってしまいます。
温度調節が非常に難しかったり、感覚も鈍っていたり、実際熱もあったりなかったりということで、熱中症との間で混乱を招きますね。

コメンテーター 清水章弘:
熱中症なのかインフルなのか自分ではわからないですよね。まさかこの時期にインフルになるなんて前提がないですもんね。

恵俊彰:
インフルエンザは薬がありますから、処方してもらえればある程度の期間で治るわけですよね。

伊藤博道院長:
そうですね。ただ疑わないと検査しないので診断も治療も遅れてしまったり、ワクチンも打っていない人が多いですから、特に重くなったりするということが考えられますので、この時期のインフルエンザには少し注意が必要だと思います。
ワクチンは通常、10月1日からスタートするので、今は最もワクチンの接種から遠い時期なんです。
去年のワクチンはさすがに効果が切れていますし、新しいワクチンは全く届いていないので、“魔の空白期間”ということで自分でしっかりと予防して、早期診断・早期治療に努めるということに尽きると思います。