27年前に「日本の棚田百選」に選ばれた長崎県松浦市の土谷(どや)棚田。2005年の調査では、全国で5番目、九州で一番、棚田の面積が広い県が長崎県でした。

しかし現在、多くの地域で高齢化や後継者不足による継承の難しさに直面しています。

シリーズでお伝えしている「土谷棚田の1年」。4回目の今回は「稲刈り」です。
春に水路を掃除して棚田に水を張り、家族で植えた苗が、いま黄金色に色づきました。

真夏の稲刈りは「時間との戦い」 頼りになるのは地区の仲間

早期米を育てている土谷地区では、8月始めから「稲刈り」が始まりました。

土谷地区区長・太田重敏さん(67):
「田植えの最初のグリーンから、グリーンになって、そして稲穂の黄色になるですね」
(どの時期も綺麗ですね)
「ありがとうございます」

お盆前、土谷棚田は黄金色に輝きます。

海を望む斜面に広がる棚田を、収穫を待つ稲穂が埋め尽くします。

「ありがとうね、今日は!」

細い農道をコンバインで下ってくる男性に、太田さんが声をかけます。