8日夜、原子炉が自動停止した福井県の大飯原子力発電所3号機について、関西電力は19日、発電機に関連する装置に損傷が確認されたと発表しました。運転再開の見通しは立っていないということです。

関電によりますと、8日午後11時56分に福井県おおい町にある大飯原発3号機で、発電機にトラブルを知らせる警報が鳴り、原子炉が自動停止しました。放射能漏れなど、周辺環境への影響はないということです。

関電が発電機に関連する設備を調査したところ、発電機が電気を作るために必要な磁力を発生させる「励磁機(れいじき)」と呼ばれる装置の内部で、部品が溶けたり、ボルトが折れたりするなどの損傷を確認。黒いすすのようなものも付着していたということです。

これらの損傷が、原子炉の自動停止に至った直接的な原因かどうかについては調査中で、関電は損傷が見られた装置を今週中に工場へ搬出し、緊急点検を行う方針です。

今後、装置内部の付着物の解析も進めるとしていて、現時点で運転再開の見通しは立っていません。

前回の定期検査時点(去年6月1日~9月10日)では、異常は確認されなかったということですが、大飯原発3号機の「励磁機」は1991年12月に稼働を開始してから取り換えの実績はなく、約34年間にわたって稼働を続けていたということです。