偽PSEマークも横行 2種類ある「PSEマーク」の違い

藤森祥平キャスター:
日本の電気用品の安全基準を満たすことを示す「PSEマーク」。2019年からモバイルバッテリーへの表示が義務化されました。この「PSEマーク」には2種類あるということですね。

CBCテレビ 越智駿平 記者:
多くの電化製品についている「PSEマーク」は、大まかに“特に注意が必要なもの”かどうかで分けられています。

延長コードのような、長時間人の目に触れない場所で使われるようなもの、あるいは、電気マッサージ器のような、人体に直接触れるようなものに関しては、ひし形のPSEマーク。

それ以外、掃除機やモバイルバッテリーなど7割以上の電気用品については、丸形のPSEマークがついています。

藤森祥平キャスター:
安全基準の検査は、どのようになされているのでしょうか?

CBCテレビ 越智 記者:
「ひし形」に関しては、国が認めた第三者機関による検査が義務付けられています。
一方で丸形については、その検査が必要なく、言ってしまえば自主検査だけでマークをつけることができます。

ただ、当然、自主検査にも費用がかかるため、そうした費用を削減しようと“検査をしたふり”の偽PSEマークが横行してしまうのではないかと、取材した代行業者は話していました。

小説家 真山仁さん:
よく売れる物の粗悪品が出てきてしまうのは仕方ないことですが、日本は本当に大変なことが起きるまで「安く買いたい」という安全意識のように感じます。

そもそもマークが2種類あることもおかしいと思います。費用がかかっても安全を担保するために、厳しく規制すべきなのではないでしょうか。

CBCテレビ 越智 記者:
モバイルバッテリーも、“特に注意が必要”なひし形にすべきだという意見もありました。

しかし、そもそも「PSEマーク」が、国がお墨付きを与えるというよりも、民間の自主的な取り組みを推進する枠組みです。

そのため、悪意を持ってしまえば、ひし形のPSEですら第三者機関の検査を受けたふりをした偽物が出回る可能性があるというのが現状なのかなと思います。