東京都は、現在禁止しているツキノワグマの狩猟について2027年度から限定的に解禁する計画案を公表しました。

東京都は2008年度から、都内に生息するツキノワグマの絶滅を防ぐために「狩猟」を禁止しています。

一方、都内では、奥多摩町の山林で今年5月、登山中の男性がクマに襲われてけがするなどクマの被害が相次いでいます。

都の調査によりますと、都内には120~378頭のツキノワグマが生息していると推定されています。

こうした中、18日に開かれた有識者による会議では、2027年度から限定的に解禁する計画案が公表されました。

計画案には▼狩猟期間を11月から2月の間とし、▼捕獲数は、クマの生息数が現状のまま維持される年間で34頭を目安としています。

また、対象となる管理区域は、八王子や奥多摩など7つの市町村が含まれる予定です。

そのほか、▼狩猟を行う人は事前講習を受け、一定の経験がある人に限定するほか、▼捕獲技術や専門知識をもつ人材育成なども進めるということです。

計画案は今後、パブリックコメントの募集などを経て、来年度に実施される見通しです。