特殊詐欺で2,600万円相当をだまし取った直後の「受け子」が、路上で強盗に遭い現金約200万円を奪われる異例の事件に発展しました。富山県警は18日、強盗の疑いで中国籍のジャン・チュンユイ容疑者(21)ら3人を送検しました。警察は、中国人グループが事前に詐欺の情報を把握した上で、計画的に「受け子」を狙い撃ちしたとみて捜査を進めています。
上瀬航志 記者
「村田容疑者を乗せた車が、今、富山西警察署を出ます」

詐欺の疑いで逮捕・送検されたのは、兵庫県の無職、村田光一容疑者(58)です。

村田容疑者は16日、富山県に帰省していた70代女性から現金200万円と2400万円相当の金地金1本をだまし取った疑いが持たれています。

村田容疑者はいわゆる「トクリュウ」グループの「受け子」とみられ、調べに対して容疑を認めています。


村田容疑者は指示役らと共謀しLINEで女性に「貴金属売買会社に投資すれば資産を増やせる」などと嘘を言って資金を準備させ、社員になりすました村田容疑者が直接受け取っていました。
しかし、事件はここで終わりません。

「詐欺事件の容疑者が強盗にあうなんて事件は聞いたことない」

上瀬航志 記者
「現場は閑静な住宅街です。男ら3人はあちらで現金を盗んだあと、目撃者によりますと西側、神通川方面に向かって逃走したとみられています」

「男性が背負っていたリュックサックを無理やり後ろから開けて中に入ってたものを盗られたみたいで。ただその時は強盗だなんて思わず、びっくり仰天しとったけど」

村田容疑者がだまし取った現金などをリュックサックに入れて富山市内の路上を歩いていたところ、午後1時20分ごろ、中国人グループに襲われ現金およそ200万円を奪われました。

警察は18日、村田容疑者を襲い現金を奪ったとして、強盗の疑いで中国籍のジャン・チュンユイ容疑者(21)ら3人も送検しました。

警察は、村田容疑者と中国籍の3人の関係について捜査を進める一方、いずれも匿名・流動型犯罪グループ・「トクリュウ」の犯行とみています。

また、この中国人グループが特殊詐欺の情報を事前に把握し、計画的に強盗に及んだ可能性が高いとみて、事件の全容解明を進めています。














