「銀座」の意味が変わり、世界へ羽ばたく

明治時代になると、残された「銀座」という地名は大きく姿を変えます。

ガス灯や西洋風の街並み、乗合馬車など文明開化を象徴する場所となり、やがてカフェや高級店、百貨店などが集まる日本有数の商業地へと発展しました。ここで、銀貨を扱う役所の通称だった「銀座」が、「華やかな商店街」「繁盛している街」を連想させるブランドへと昇華したのです。

この「銀座ブランド」の力はすさまじく、全国の商店街が「うちも銀座になろう」とこぞってその名を冠するようになります。その代表格で、全国の○○銀座の元祖とも言われるのが東京都品川区の「戸越銀座」です。

1923年の関東大震災後、本家・銀座から不要になったレンガを譲り受けて通りに敷き詰めた縁から、「戸越銀座」を名乗るようになりました。そこから「○○銀座」は、まさに日本列島を縦断して広がっていきます。

外国人観光客で賑わう銀座