終戦から81年 戦争体験者が減るなかで高まる「児童文学」の役割

今年、終戦から81年経つ中、戦争体験者は大きく減っています。いまや戦争を知る世代は、総人口の約1割に。

「戦争の記憶の伝承」が大きな課題となる中、大切な役割を果たしているのが、子ども向けに書かれた児童文学。今も多くの人が読み継いでいます。

東京・港区の図書館でも毎年、この時期、戦争児童文学を展示しています。

女児
「パンプキン爆弾の話を先生から聞いたので、気になったので(本を)とってみました」

男児
「図書館でたまに読む。ちょっと怖い」

保護者からも...

父親
「活字だと自分の頭で考えて、より深く知ろうっていう頭になるので、子どもの時にそういうものに触れてもらいたい」

こうした催しを行う意義を、図書館の担当者は...

港区立高輪図書館分室 星野雅俊室長
「動画やユーチューブなどが増えているので、(本を)手に取る子どもが減っている。画面では伝わらない、実際に手に取って、ページをめくることによって、心の残り方は変わってくる」

本となって読み継がれる「戦争の記憶」。

「青葉学園物語」の中に、こんな印象的な場面があります。

先ほど紹介した、原爆で孫を失った老夫婦と出会った子どもたち。老夫婦の体験を聞いた一人は、自らも経験した原爆を思い出し、こうつぶやきます。

「いつもは、わすれてしもうとる。じゃが、わすれてしもうて、ええんかのう」