“急進左派”の相次ぐ勝利

そうした中、8月ミシガン州では、野党・民主党の上院議員予備選挙が行われ、反トランプでイスラム教徒のエルサイード氏が勝利。

民主党 エルサイード候補(5日)
「ドナルド・トランプに立ち向かえる議員を探しているなら、私がその候補者だ」

“急進左派”とも呼ばれ、富裕層への増税や格差是正を訴え、支持を伸ばしたのです。

これに先立ちニューヨーク州では...

ニューヨーク マムダニ市長(6月)
「勝利はニューヨーク市民が新しい政治を渇望していることの表れだ」

ニューヨーク州の民主党下院予備選。トランプ氏が目の敵にするマムダニ市長が支援した、こちらも“急進左派”の候補が相次いで勝利したのです。

また、共和党の牙城といわれるテキサス州の民主党上院予備選では次世代のスターとも称されるタラリコ氏が勝利。

無党派層に人気の高いオバマ元大統領からも全面的な支持を受け、アメリカメディアは「テキサスで民主党が38年ぶりの歴史的な勝利を収める可能性がある」などと報じています。

中間選挙に向け、民主党に対抗するため、トランプ氏は早くもこんな手を打っていました。

トランプ大統領(2025年7月)
「単純な選挙区の再編だ。これで5議席は確保できる」

2025年、テキサス州でトランプ氏の働きかけにより、選挙区の区割りを共和党に有利になるように変更され、優勢な選挙区が5つほど増えるとみられています。

こうした恣意的な選挙区の区割りは、アメリカで「ゲリマンダー」とよばれています。一体どういうものなのでしょうか。