富山市八尾町で発生した飲酒運転による死亡事故を受け、富山県警などは緊急の飲酒運転撲滅キャンペーンを実施しました。この事故は、先月施行された改正法による「アルコールの数値基準」が県内で初めて適用された重大なケースとなっています。

「飲酒運転の法律が変わりました。飲酒運転しないようによろしくお願いします」

富山市のショッピングセンターファボーレで行われた飲酒運転の根絶を呼びかけるキャンペーン。

法改正後、初めて危険運転致傷の疑いが適用された事故を受けて県警交通企画課と富山西警察署が緊急で実施しました。

お盆休みの帰省客らでにぎわうなか、署員ら12人が危険運転致死傷罪の改正内容などが記載されたチラシを配りました。

この事故は8月9日早朝、富山市八尾町深谷の市道を歩いていた78歳の男性が軽乗用車にはねられ、死亡したものです。

車を運転していた男は酒に酔った状態で呼気からは1リットルあたり0.5ミリグラムを超えるアルコールが検出。警察は男を危険運転致傷の疑いで逮捕し、容疑を危険運転致死に切り替えて捜査しています。

危険運転の要件となるアルコールの数値基準が新設された改正自動車運転死傷処罰法が先月21日に施行後、県内で初めて適用された事故でした。

警察はお盆の期間中飲酒の機会が増えることから、ドライバーに対し、法令順守の徹底を呼びかけています。

富山西警察署 加藤学課長
「運転手のみならず、その周辺家族の方も含めて、飲酒運転をしない・させない・許さない、という思いをもう一度もっていただきたいと思います」