きょう、窃盗と公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、東京・足立区の高校1年の少年(15)と中学3年の少年(14)です。

2人は先月4日、埼玉県草加市の駐車場で40代の男性が所有するバイクを盗み、このバイクで東京・足立区の2つの交番まで走行。交番にいた警察官に向かって打ち上げ花火を発射した疑いがもたれています。

2人乗りで後ろの少年が花火を発射し、その場から逃走したということですが、少年たちが盗んだとされるバイクは、スクータータイプの旧式モデルでした。

生産がすでに終了しているスズキの「アドレスV125」。今、このバイクが盗まれる事件が都内で相次いでいます。今年1月から6月までに足立区の西新井署管内で起きたバイクの盗難事件は64件で、大半は「アドレスV125」でした。

なぜこの車種が狙われるのか。都内のバイク販売店を取材すると…

グロースタイリング 高木棟麻 社長
「この1年間だと20~30件ぐらいはいかれちゃっている(盗まれている)」

社長によると、この店の客も被害に遭ったといい、盗まれた後に発見されたアドレスV125をみせてもらうと…

グロースタイリング 高木棟麻 社長
「これがへし折った形跡ですね、無理やりバキッて折ってるので」

社長は“ある特徴”を指摘します。

グロースタイリング 高木棟麻 社長
「他の車種に比べて、構造的にハンドルロックが折りやすかったり、キーシリンダーをちょっといじるだけでエンジンがかかるようになってしまったり」

さらに、このバイクはスピードも出て、カスタムしやすいところが若者の人気を集めているといいます。

捜査関係者は、こうした背景から少年を含む若者がアドレスV125を盗むケースが増えているとみていて、自治体もまた、このバイクの所有者にU字ロックを無償で提供するなど対策に乗り出しています。

今回、逮捕された少年は…

高校1年生の少年(15)
「最近交番ができてうざかったので、痛い目に遭わせてやろうと思った」

高校1年の少年はこう供述し、2人とも容疑を認めているということです。