平和を「一人ひとりのこと」として 被爆者の声と若者の誓い

核兵器の廃絶へ。山陽学園中学・高校のJRC部員は、前日に原爆ドームの前などで署名を呼びかけました。外国人観光客にも積極的に声をかけるなど力を入れています。

今月(8月)2日。岡山県原爆被爆者会が開いた被爆者と中高生らの交流の場にもJRC部員の姿がありました。被爆者の高齢化が進む中、記憶を風化させないようにと当時の体験などが語られ、参加した生徒たちは熱心に聞き入っていました。

「食べるものが無かったんです。本当にそういう中で生きてきたんです。いまの皆さんがふつうにご飯を食べられるのが、どれほどありがたいことかということを知ってほしいです」

「自分が病気になっても、子どもがちょっとと思うような病気になっても、やっぱり原爆のことと結び付けて考えてしまうという実態もあるので、原爆、戦争は、そこの場で終わったわけではない。いまもずっと続いているよということを、ちょっと心のどこかにおいておいてほしいなと思います」

(山陽学園高校1年 柴崎愛華さん)
「被爆者の方も高齢になっていく中で、残されている時間は、あと少しだと思うんですよね。その中で、しっかり若い世代から考えて、さらに私のもっと下、まだ、生れていない世代にも引き継げるように、私たちがしっかり話を聞いていくことが大事なのかなと思います」

(山陽学園高校1年 山田紗季さん)
「体験された方々と100%同じことを語り継ぐことはできないんですけど、自分たちなりの解釈をして、多くの同世代、また、もっと若い世代に伝えていければいいなと思っています」

(山陽学園中学1年 山田梨央さん)
「戦争は本当にダメだし、核兵器もなくしたいと思うし、みんなが平和になれるような世界がいいと思います」

(岡山県原爆被爆者会 廣信靖之会長)
「被爆者の声を聞いて、いかに平和が大切かということを皆さんで一人ひとりのことと考えていただいて、広げていただければという思いがしております」

「これからの世界をつくるのは私たち」若者たちがヒロシマで誓ったこと

原爆の投下、そして終戦から81年の歳月が流れました。全国こども平和サミットでは、平和のために自分たちができることを宣言。託された思いを胸に刻み、今後も活動を続けていきます。

「これからの世界をつくっていくのは、私たち若い世代です。被爆者の皆さん、安心して下さい。私たちにはきょう、日本中から集まり、広島の心を学んだたくさんの仲間がいます。私たちは国境、歴史、宗教、人種の壁を越えて、異なる意見にも耳を傾け、相手を尊重します。そして、世界中の80億の人々と手をたずさえ、お互いを理解し、幸せになるよう努力していくことをここに誓います」