中村さん:
「防空壕があったから、ケガをする人もひとりもいなくて」

1127人が犠牲になった甲府空襲でしたが、上条集落では住宅に被害があったもののけが人はいませんでした。

大前治弁護士

大阪空襲訴訟弁護団の1人で当時の防空壕に詳しい大前治弁護士は、防空壕は上条集落のように機能した例がある一方で、必ずしも安全なものではなかったと話します。

大前治弁護士:
「それこそ、手掘り、素掘りの防空壕というものが日本中で作られたんですけども、出口の近くに爆弾が落ちたら、爆風とか熱とかが防空壕の中に押し寄せてしまう。爆弾が落ちると非常に激しい衝撃が地面を揺るがす。それだけでも上から崩れ落ちてしまう。二重の危険があった事は確かだと思います」