アメリカのトランプ大統領が、イランがホルムズ海峡での通航を完全に再開した場合、勝利を宣言し、核合意なしに幕引きを図る考えを側近に示していたと報じられました。
これはウォール・ストリート・ジャーナルがアメリカの当局者の話として9日、報じたものです。
記事によりますと、トランプ大統領はイランがホルムズ海峡での通航を完全に再開した場合、勝利を宣言する準備を進めていて、核開発に関する合意を結ばないまま、幕引きを図る考えを側近らに非公式に示していたということです。
ただ、イランの最高安全保障委員会は8日、ホルムズ海峡の通航再開に向け、アメリカに対し、▼海上封鎖の解除や、▼戦闘で生じた被害の補償など6つの条件を要求。
記事では、これにより「『縮小された目標』の達成もより困難になった」とし、「トランプ大統領が紛争から抜け出す選択肢が再び狭まったことを示唆している」と指摘しています。
一方、アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、トランプ大統領は9日の電話インタビューで、イランに対する怒りや不満を示さず、「控えめに対応している」と述べました。その上で、「イランのインフレや資金不足を注視している」とし、アメリカの海上封鎖がイランの経済状況を悪化させていると主張。経済的な圧力の強化を示唆したということです。
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