海運大手3社の決算が出そろい、今年度の業績予想で最終利益をそろって上方修正しました。

ホルムズ海峡の封鎖を受け、輸送ルートが多様化したため、船舶需要が増えて利益を押し上げるとしています。

海運大手3社の今年6月までの決算では、最終的な利益は、▼日本郵船が前の年の同じ時期と比べて、およそ33.5%増加し671億円、▼川崎汽船はおよそ21.9%減少し233億円、▼商船三井は610億円となりました。商船三井は連結子会社の決算時期の変更で比較できないと説明しています。

また、今年度の業績予想では、最終的な利益が▼日本郵船が前の期と比べ13.3%増の2400億円、▼川崎汽船が1.5%増の1350億円、▼商船三井が12.5%増の2400億円とそろって引き上げています。

中東情勢の影響が懸念される海運業界ですが、鉄鉱石やボーキサイトなどの運搬船の荷動きが堅調なほか、ホルムズ海峡が封鎖された影響を受け、代わりにアメリカなどからのエネルギー調達が増え、タンカーなどの需要が好調だということです。

また、円安も利益を押し上げたとしています。

3社ともホルムズ海峡が通行できるようになるのは10月以降と想定していますが、今後、封鎖がいつまで続くのか、また、燃料費の値上がりなど不透明な要素が多いとしています。