バレーボールV1女子の岡山シーガルズは、ここまで12チーム中10位と苦しい戦いが続いています。こうした中、上位浮上のカギを握る若手が、日本を代表するアタッカーとの直接対決を経て、更なる成長を誓いました。

今年初の地元開催となった、14日の東レ・アローズ戦。シーガルズの前に立ちはだかったのは、東レの絶対的エース・日本代表の石川真佑選手です。

強力なスパイクかと思えば、相手コートの穴を見つけての冷静なアタック。石川はこの日チームトップの21得点を叩き出しました。

一方、シーガルズも、石川と同じポジションの入団1年目の19歳、佐伯亜魅加選手、そして入団2年目の中本柚朱選手が食らいつきます。

ただ、勝負どころで決めきれず、逆に石川に決められるシーンも。この日はストレート負けを喫したシーガルズですが、佐伯と中本にとっては、日本の大エースとの打ち合いから、自分のプレーを見直すきっかけになったようです。

(この日11得点・岡山シーガルズ 中本柚朱選手)「相手にブロックを対応され始めた時に、私自身が変化しきれないのが自分の甘さでもあると思うので、その部分を修正していこうと思います」

(岡山シーガルズ 佐伯亜魅加選手)「石川選手は、相手レシーバーとの駆け引きをすごくやっていて。自分はできていないけど、そういうところを真似したいなって思いました」

世代交代が進むシーガルズで、若いアタッカーの成長がチームを上位に浮上させる原動力になりそうです。

なお岡山シーガルズは、あす(21日)から笠岡総合体育館でKUROBEとの2連戦に挑みます。RSKテレビでは、22日の試合を実況生中継します。2人のプレーにぜひご注目下さい。