岡山県新見市の公共工事の入札で、市の職員の男が建設工事会社の代表に予定価格を伝えた疑いで逮捕された官製談合事件です。昨年度、この会社が受注した公共工事7件のうち6件が最低制限価格と同じ金額で落札されていたことが分かりました。

新見市都市整備課の職員の男(52)と建設工事会社の代表取締役の男(53)の身柄がけさ、岡山地検に送られました。

警察は、きのう(6日)午後6時ごろから捜査員9人で新見市役所を捜索し、関係書類などを押収しました。

新見市職員の男は、昨年5月、複合公共施設の改修工事の指名競争入札をめぐり、市内の建設工事会社の代表取締役を務める男に予定価格を伝え落札させたとして、また、代表取締役の男は、情報を受けて落札し入札を妨害したとして、おととい(5日)逮捕されていました。

公共工事の入札(新見市)では「最低制限価格」から「予定価格」の範囲で最も低い価格を提示した業者が落札しますが、新見市によりますと、この建設工事会社が昨年度受注した7件の工事のうち、今回の逮捕に関係する改修工事を含む6件が最低制限価格と同じ金額で落札されていたことがわかりました。

代表取締役の男の妻と新見市職員の男はいとこ同士だということで、警察は余罪があるとみて捜査を進めています。