■法律は「みんなで育てていくもの」

性暴力は、子どもの心身に生涯にわたって回復しがたい深い傷を負わせます。

「被害に遭う前に戻りたい、なかったことにしたい」

時間を巻き戻すことは誰にもできないからこそ、被害が生じる前に防ぎ切る「大人の盾」がどうしても必要だと、上谷弁護士は訴えます。

「最初から100点満点の法律などありません。国民が声を上げ、どんどん改善して育てていくことが大事です」

講演の結びに語られた上谷弁護士の言葉は、子どもたちを性暴力から守るための法律が生まれようとしている今、社会全体に向けられた重い問いかけです。

前編・後編のうち、後編】