広島市で行われた平和記念式典で国連のグテーレス事務総長が声明をよせ、「広島の悲劇が二度と繰り返されない世界へ歩んでいこう」と呼びかけました。

広島市で6日に開かれた平和記念式典には国連から軍縮部門のトップを務める中満泉事務次長が参列し、グテーレス事務総長に代わって日本語で声明を読み上げました。

グテーレス事務総長は声明で81年前の原爆投下について「世界は核戦争の恐るべき力に直面した」と振り返り、犠牲者を追悼したうえで、「被爆者の平和へのメッセージはこれまで以上に重要な意味を持っている」と被爆者に敬意を示しました。

一方、現在の国際情勢について、「核による惨禍を未然に防いできた規範と方策は危機に瀕している」「数十年にわたって続いた核兵器削減の潮流が逆行しつつある」と強い危機感を示しました。

そのうえで核兵器の廃絶に向け、「分断ではなく対話を無意味な競争ではなく共通の安全保障を選びましょう」と強調。「広島の悲劇が二度と繰り返されない世界へと一歩一歩、歩んでいきましょう」と呼びかけました。