安定した食料供給の切り札として期待される「植物工場」。日本の技術で世界展開を目指す企業が、東京で新たな研究開発拠点を開設しました。

延べ床面積がおよそ1万5000平方メートルの新たな施設を開設したのは、アメリカに世界最大級の植物工場を手がけるスタートアップ「Oishii Farm」です。

施設では光や温度、湿度などをAIが制御するほか、ハチによる受粉の成功率を高める技術も活用し、いちごなどの研究開発を進めます。

Oishii Farm 古賀大貴 CEO
「世界展開のモジュールっていうのをきちんと作って、一気に箱の中に日本の技術の粋と品種を詰め込んで、世界中の食卓に届けられるようなところに繋げていければ嬉しい」

気候変動の影響を受けにくい植物工場は、食をめぐる新たな技術=「フードテック」として、政府も成長戦略の柱の一つに位置づけています。

施設の開設には50億円が投じられ、将来的な投資額は100億円規模となる見込みです。

「Oishii Farm」は年内に国内での販売を目指すとともに、国内企業との連携を進め、日本発の植物工場技術の海外展開につなげたい考えです。