今年1月から7月までの富山県内における企業倒産の累計負債総額が151億7400万円に上り、前年同期の2.4倍に急増していることが帝国データバンク富山支店の調べで分かりました。今年7月の倒産件数は10件で、前年同月を5か月ぶりに下回ったものの高水準を維持しており、2013年1月以来となる3か月連続の2桁台を記録しています。
7月の負債総額は前年同月比37.6%減の12億1200万円でした。負債5000万円未満の小規模倒産が6件と大半を占めたものの、文具卸・ソフト販売のワキチシステム(高岡市・負債4億3300万円)や建築設計のフォルム(富山市・負債4億9000万円)など中規模倒産の発生もみられます。

業種別では「建設業」と「小売業」が各4件で最多となり、「製造業」では8業種中最長となる14か月連続で倒産が発生しました。一方、前月まで17か月連続で発生していた「サービス業」の倒産はゼロとなりました。また、業歴別では創業30年以上の老舗企業が4件で最多となり、老舗の倒産増加は13か月連続です。

1〜7月の累計件数は前年同期比1.2倍の65件と増加ペースが続いています。帝国データバンクは、物価高や人手不足、賃上げによる人件費高騰に加え、中東情勢に伴う資材調達難も重なっており、今後も企業倒産は増加傾向で推移するとみています。















