南海トラフ地震の発生を想定し、市町村との連携などを確認する訓練が、岡山県庁で行われています。



(伊原木隆太 岡山県知事)「県内各地で建物や構造物に被害が出ており、液状化や停電なども発生している模様です」

訓練は、毎年この時期に行われているもので、岡山県や市町村の職員ら約570人が参加しました。

和歌山県沖を震源とする地震で、岡山県内では「最大震度6強」を観測した想定です。職員らは、市町村から寄せられた被害の情報を集約し、消防に救助隊を要請するなど初動対応を確認していました。

(岡山県危機管理課 倉本雅清さん)「実際やらないと分からないことがあるので、訓練で気づいたことを、地震が本当に起きた時の対応に活かせていけたら」

南海トラフ地震は、国が30年以内に70~80%の確率で発生すると予想していて、県では今後も訓練を行なう方針です。