沖縄戦の実相を伝えるため調査が進められている那覇市の「第32軍司令部壕」で、第1坑口の発掘調査の様子が4日から公開されています。

公開されているのは、沖縄戦当時、旧日本陸軍が首里城の地下に造った第32軍司令部壕の第1坑口周辺の調査です。守礼門から下ったところにある第1坑口の調査地点では、フェンス越しに発掘調査の様子を見ることができます。初日となった4日は、不発弾などが無いかを調べる磁気探査が行われました。

総延長約1キロと推定されている第32軍司令部壕では、沖縄戦で旧日本軍が作戦を指揮し「南部撤退」が決められた場所です。

第1坑口は高さ・幅ともに2メートル程の壕の出入口ですが、米軍の艦砲射撃や日本軍撤退時の爆破で崩れたとみられています。今回の調査では奥へとつながる通路などを発掘していくということです。

調査担当者:
「実際に当時建てられた建物や壕の跡を見ていただければ、より実感を持って沖縄戦のことを知れるのではないかと思います」

見学した女性:
「ここが沖縄戦での頭脳になっていた場所で、どう住民が巻き込まれるに至った話がされていたのか」「この壕の調査によって沖縄戦とは何だったのか、見えてきたらいい」

発掘調査は9月中旬まで、火曜日から金曜日の午前9時15分から午後4時半まで行われる予定だということです。県は2032年度を目途に、壕の展示施設を開設する計画です。