大阪地検特捜部の検事に違法捜査を指示されたなどとする元男性検事の手記が公表されました。

(検事 ひかりさん※仮名)「会見を開くのは、新たな検察組織の問題を公益通報するためです」

今回の問題を告発したのは、自身も大阪地検の元検事正・北川健太郎被告(66)から性的暴行を受けたと訴える検事のひかりさん。西日本で働いていた元男性検事から検察組織内での「ある被害」を打ち明けられたといいます。

【元男性検事の手記より】
(指導検事)「お前、事件を潰す気か。お前が被疑者から舐められているから否認されるんだ。お前、ポンコツだな」

元男性検事の手記によりますと、2023年に大阪地検特捜部で行われた「脱税事件」の捜査研修で、指導担当だった検事から自白を強要する「作文調書」の作成を指示されたほか、容疑者に有利な録音データが見つかった際にも、証拠を隠蔽するよう指示されたといいます。

元男性検事はその後、適応障害と診断され辞職。大阪高検は調査したものの「指導検事もプレッシャーを感じていた。パワハラ認定は1回目だから許すことにした」などとして、懲戒処分を行っていないということです。

(男性検事)「私は、検察の仕事は好きでしたが、検察組織自体に対しては失望し、嫌いになりました」

元男性検事の「同じようにつらい思いをする人が出ないように」との思いを託され、ひかりさんは手記を公表することにしました。

(女性検事 ひかりさん※仮名)「(検察で)真面目に闘っている人もとても苦しみながら闘っていて、それを幹部が自覚せず自分たちの罪を隠蔽しようとして、第三者委員会も設置せず調査もせず隠ぺいしようとしている」

大阪高検は「お尋ねの『手記』の内容を把握しておらず、現時点ではコメントできません」としています。