奈良市は29日、市内の宿泊客数が去年、過去最多を記録したと発表しました。

市によりますと、去年1年間に奈良市内を訪れた観光客の数は約1608万人と、前年を8.2%上回る大幅な増加となりました。

なかでも宿泊客数は、2009年に現行の統計手法を導入して以来、過去最多を更新し、初めて220万人を突破。宿泊を伴う観光が着実に拡大したと分析しています。

外国からの観光客=インバウンドについては、中国の依存度が減少する一方で、アメリカや韓国が大きく増加し、外国人訪問者数は約351万人、外国人宿泊者数も約56万人と、いずれも過去最多を記録しました。

観光による経済波及効果は1556億円で、前年から17.9%と増加したということです。

奈良市の仲川げん市長は29日の定例会見で、宿泊施設数の増加に加え、市が目的地として選ばれる「滞在型観光地」への転換が着実に進んでいることを踏まえ、奈良県内の観光地との関係について、「奈良市に囲い込むということではなく、ハブになりたい」と連携を進めていく考えを示しました。