女性に声をかけ、性風俗店にあっせんしたとして職業安定法違反の罪に問われているスカウトグループの代表の男に対し、大阪地裁は29日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、スカウトグループ「トラス」の代表・児波蓮被告(29)はおととし、グループに所属するスカウトらと共謀し、20代の女性3人を札幌市、名古屋市、静岡県浜松市の性風俗店に紹介して雇わせました。

検察によりますと、「トラス」は大阪の繁華街を中心に女性をスカウトするグループで、紹介の見返りとして性風俗店から受け取る「スカウトバック」などを得ていました。

児波被告は起訴内容を認めていて、検察側は「組織的・職業的かつ常習的な犯行で、悪質性が高い」などとして懲役2年6か月を求刑していました。

大阪地裁は29日の判決で、「常習的に行われた組織的な犯行で動機や経緯にくむべき事情はなく、悪質性も高い。代表者の立場で責任は大きい」としたものの、「罪を認め、反省している」などと述べ、児波被告に対し求刑どおり懲役2年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。