去年7月、東京・小金井市のスポーツクラブの室内プールで小学1年の男子児童が溺れ、死亡した事故で、警視庁はきょう(28日)、当時のスイミングチーフマネージャーら4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

この事故は1年前の去年7月28日、小金井市緑町にあるスポーツクラブの室内プールで、民間の学童クラブに通う小学1年の男子児童(6)が溺れ、死亡したものです。

警視庁はきょう(28日)、当時の▼学童クラブ支配人の女性(43)、▼スポーツクラブ支配人の男性(47)、▼スポーツクラブのスイミングチーフマネージャーの男性(36)、▼スポーツクラブのスイミングコーチの女性(25)のあわせて4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

警視庁によりますと、4人は、男児の泳ぎの実力や身長に応じて浮き具を着用させたり、水深を調整する台をプール全面に設置したりするなどの安全対策を怠り、男児を溺れさせて死亡させた疑いがもたれています。

任意の調べに対し、▼スポーツクラブ支配人の男性(47)は「普段の業務でやるべきことはやっていた」と話す一方、▼スポーツクラブのスイミングチーフマネージャーの男性(36)は、「スイミングセクションが主体となって安全対策を実施すべきところを実施していなかった」と話し、▼スポーツクラブのスイミングコーチの女性(25)は「現場にいたので、責任があると思っている」と話しているということです。

また、学童クラブ支配人の女性(43)は「水遊びに関して任せていたため、十分な安全対策はやっていなかった」と話しているということです。

書類送検を受け、男子児童の父親がJNNの取材に応じ、「一つの区切りではないが、ここからスタートラインに立ったと思っています」と話しました。

当時、男児は初めてプールに参加したということですが、父親は「1年生になって学校のプールが始まったばかりで、息子が『楽しい』と感じていたのでイベントに参加した形だった。元気に帰ってきたら『どうだった?』と聞いていたんだろうな」と振り返りました。

父親は「もう少しなんとかならなかったのか。やるべきことをやっていただければ、なんとかなったのかなというのが正直なところです」とした上で、「悔しいし悲しいし、やるせない気持ちでいっぱい」と苦しい胸の内を明かしました。