長野県須坂市の博物館で、30段・1000体の雛飾りの展示が始まりました。

ずらりと並べられたたくさんのひな人形。

3つの博物館が併設されている須坂市のアートパークでは、恒例となった「三十段飾り千体の雛祭り」が14日から始まりました。

高さ6メートルほどのひな壇に飾られた人形は、そのほとんどが、市内を中心に全国の家庭から寄贈されたものです。

(新海徹学芸員)「一つ一つ送られた女の子がいるものなのでそういったストーリーを感じながら見てもらえたら」

このほかにも、江戸後期から平成の中頃までのひな人形、およそ5000体が展示され、それぞれの表情を比べることもできます。

平成初期に作られたひな人形。

「平成になってくると、ピンク色のかわいらしいお雛様も最近は増えている」

定番の赤や緋色ではなく、淡いピンクや紫の婚礼衣装を着た新しいスタイルのひな人形です。

このように、衣装や表情など、ひな人形が作られた時代や地域ごとの違いも楽しむことができます。

展示は4月16日まで行われます。